Diary

川越の ゲストハウス ちゃぶだい へ by Takeshi Okuno

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川越にオープンした「Guesthouse, Cafe & Bar ちゃぶだい」へ、先週初めて遊びに行った。

西武新宿線の本川越駅からは歩いて10分ちょっと。観光客が多いメインの通りからは一本入ったところにあって静かだ。

ちゃぶだいをやっている西村君とは、2015年夏の自由大学 Creative Camp in Portland の時に会った。

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地元出身の西村君が、ドミトリーと個室があるゲストハウスの中や庭を案内してくれて、最近の川越のこともいろいろ教えてくれた。

築100年を超える古民家が、150人以上の人たちが参加した何度かのDIYワークショップによってリノベーションされたそうだ。

新しくオープンしたゲストハウスだけど、古くからの電話ボックスや棚付きの階段がそのまま土間に残って活かされていたりと、すごく落ち着く空間になっていた。

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ランチでは本日のサンドイッチとブルーベリーのスカッシュを、靴を脱いで土間から上がったちゃぶ台でいただいた。サンドイッチは近隣の野菜も使っていて、パンもおいしい。

カフェラウンジのスペースは、宿泊客だけでなく一般のお客さんに開放されている。この日も地元の人たちがお茶しに来たり、立ち寄ったり、カフェの人が下校中の小学生に声をかけたりと、ご近所感があった。

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天気が良かったので、庭のウッドデッキでサンドイッチやドリンクをいただくのも気持ち良さそうだった。
庭では、手づくりオーダー眼鏡の工房『澤口眼鏡舎』さんも工房兼ショップを構えている。

泊まる人もカフェ&バーに行く人も、ちゃぶだいに行ったら、川越のことをいろいろ教えてもらえそうだ。

ちゃぶだい
www.chabudai-kawagoe.com/
埼玉県川越市三久保町1-14

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NORAH TALK レポート 「タネからみた文明社会〜胡椒とコーラとカカオの話〜」 by Takeshi Okuno

青山ファーマーズマーケット NORAH TALK クラタペッパー 伊良コーラ  Minimal チョコレート

先日の ファーマーズマーケットでの NORAH TALK 「タネからみた文明社会〜胡椒とコーラとカカオの話〜」のレポートと写真がアップされました。
http://farmersmarkets.jp/norahtalk05/

ゲストはそれぞれ胡椒、コーラ、チョコレートを大量生産の仕組みではなく、ていねいにものづくりしている クラタペッパー 倉田さん、伊良コーラ 小林さん、Minimal 田淵さん。

「胡椒も産地やつくり方によって味や香りが違う」
「コーラの実は、コーラ自体の味や香りには関係ない」
チョコレートの口どけを良くしようと加工すると、カカオの特徴的な部分の香りが丸まっちゃうのがもったいない……など、
すごく身近な食品だけに、逆にその産地や素材であるタネのこと、つくられ方についてはあまり知られてないなと感じたトークでした。

AAAMYYY "BODY" 〜屍を越えてゆけ〜 東京リリース公演 at 渋谷 WWW 2019/3/9 by Takeshi Okuno

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前回、12月に同じ会場で初めてライブを見た時は STEPHENSMITH との対バン。今回はワンマンだったので、アルバム・リリース公演ということもあり、1曲目から AAAMYYY のサウンドの世界観をより感じた。

アルバム『BODY』のコンセプトに合わせて、AAAMYYY は白衣に医療用アイウェアという出で立ちで、バンドメンバーは被験者という設定。アルバムやこれまでの曲で共演していた MATTON、呂布 や KEIJU もゲストで登場。

シンセを演奏している Tempalay や TENDRE サポートの時とは違い、AAAMYYY は楽器の演奏はなし。今回はステージに近い1段目のフロアで見ていたので、AAAMYYY のボーカル、パフォーマーとしての存在感、魅力というのもより感じた。

12月の時も感じたけど、AAAMYYY のサウンドがライブでこのメンバーでのバンドセットで演奏されると、よりフィジカルな BODY を得ると言うか、音の迫力やグルーブ感をさらに増してかなりかっこいい。

レコーディングでの音源とまた違う、今回のようなワンマンのライブバージョンも、時が来たら配信とかでリリースされたらいいなと思った。

『ボヘミアン・ラプソディ』アカデミー賞 4冠記念ライブスタイル上映 @立川シネマシティ by Takeshi Okuno

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第91回アカデミー賞が発表された日本時間2月25日に、立川シネマシティでの『ボヘミアン・ラプソディ』アカデミー賞 主演男優賞、編集賞、音響編集賞、録音賞 四冠記念ライブスタイル上映へ行った。

映画の音響にこだわっている立川シネマシティは、ボヘミアン・ラプソディも『極上音響上映』として上映して人気を集めていて、リピーターも多いようだ。

“『ボヘミアン・ラプソディ』 大ヒット生んだ常識破り”
の記事によると、映画館別の興行収入ランキングでは日比谷、新宿、六本木ヒルズといった都心のシネコン TOHOシネマズ 3館に続くのが、立川のシネマシティなんだそうだ。

僕も去年12月下旬に1回目のボヘミアン・ラプソディを見て、1カ月くらい空けてから2回目を見ようと思って2月7日に見た。ストーリーや話の展開を抑えた上で見た2回目は、1回目の時にはそこまで気づかなかった俳優の演技や表情、映像の色や絵作りなどもより追えて楽しめた。

どの辺の席で見るのがいいのかなと思って、
“立川シネマシティのシネマ・ツー a studioで極上爆音を悔いなく楽しむ席”
を参考にして、F列の中央より少し右寄りの席で見た。確かに音もすごく迫力があってよかったし、映像も視界に大きく入ってよかった。またシネマシティで極音上映を見るときには、F〜H列のあたりで見たい。

で、上映している間にライブスタイル上映でも見てみたいと思っていたところ、2月25日にシネマシティで『アカデミー賞のなにか受賞(予想)記念 ライブスタイル上映』が開催されることが発表された。

毎回、ライブスタイル上映のチケットは予約開始から数分でソールドアウトになっているとのことだったので、会員制度のシネマシティズン向けの予約が開始された日の0時にスタンバイして、無事チケットを取ることができた。

アカデミー賞発表当日、作品賞は逃したが、フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックが主演男優賞に輝いたのをはじめ4つの栄冠に輝いた。

本編の上映が始まる前にはシネマシティのスタッフさん2人が登場し、この日も前説があるのかなと思いきや、いきなり『第1回 シネマシティ アカデミー賞』が発表された。ここでは、本家で逃した作品賞をはじめ、監督賞をのぞくすべての賞をボヘミアン・ラプソディが受賞(笑)。

お客さんにお祝いのクラッカーが配られたことも含めて、スタッフの人たちが楽しんで思い入れたっぷりにやっていることも、音響がめちゃくちゃいいことと合わせて、シネマシティでのボヘミアン・ラプソディの大人気につながっているんだなと実感できた。

最初の20世紀フォックスのファンファーレ 〜 ライブ・エイド出番前のシーンから、2回目に通常の極音上映で見た時以上に高まった。上映中は曲のシーンの度に手拍子や拍手が起き、英語の歌詞もスクリーンに出るので歌ってる人もいる。We Will Rock You のシーンでは、映画の中のメンバーたちと一緒に足を踏み手を鳴らす。

そして最後のライブ・エイドのシーンからは総立ちに。後ろから4列目の席だったけど、そこから前にいるお客さんたちの頭越しにウェンブリーのステージを見たことで臨場感があった。

ライブ・エイドのシーンで聞こえてくるオーディエンスの歌声が自分の周辺のお客さんのものだけだとライブのその場にいる感が下がりそうだけど、そこはさすがシネマシティ。ウェンブリーの音場の中に映画館の客席の声が溶け込んで、まるでアリーナにいるかのような音響で楽しめた。

これから日本版のブルーレイやDVDが出て家でも見られるようになって、どんなに大画面やこだわったスピーカーやヘッドホンにしたとしても、映画館でのライブスタイル上映のように他のお客さんたちと一緒になって、ウェンブリーのような雰囲気の中で楽しむことはできない。

シネマシティでの『ボヘミアン・ラプソディ【極上音響上映】』は、3月28日までは続くとのことなので、その間にもう1回は見に行こうかと思う。

シネマシティでは以前にクイーンの3本のライブフィルムを上映してきたそうなので、ボヘミアン・ラプソディの上映が終わった後にでも、またいつか上映してもらえたらいいな。

シネマシティ

20年ぶりの"闘魂" フィッシュマンズ x cero by Takeshi Okuno

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とにかく最高だったの一言。猪木イズム〜佐藤イズムの闘魂伝承。

茂木さんが去年一番の衝撃作だったというアルバム「POLY LIFE MULTI SOUL」の時のツアー以来で見た、cero のライブも素晴らしかった。

対談記事で茂木さんが、「フィッシュマンズの曲を演奏する中でビートが変わっていって、ceroのみんなが合流していくっていうことをやってみたいんだよね。」と話していたので、あるいは「大停電の夜に」からの「ナイトクルージング」とかもあるのかな? と思っていたけどそういうのはなかった。

で、まず最初に初期フィッシュマンズの演奏があるとは、思ってもみないうれしい驚きだった。まさに気分はコール天。その後も、ライブ中は度々、涙腺がうるんだ。
オリジナルメンバーのギター、小嶋謙介さんも加わり、曲は小嶋さん作詞作曲のナンバー、「あの娘が眠ってる」。
去年リリースされたコンピレーション盤やアナログ盤のジャケットに、小嶋さんが今はデザイナーとして携わっているというのは素敵だ。

そしてあらためてフィッシュマンズのステージが準備され、鳴り響いたのは「男達の別れ」バージョンの「Oh Slime」。あの「柏原譲 柏原譲」、「茂木欣一 茂木欣一」、「サトー サトー」がまたライブで聴けるとは。そこから、「ナイトクルージング」、「なんてったの」という流れは「男達の別れ」と同じ。Rate Your Music のオールタイムチャートで81位になったりと、海外でもあらためて高く評価されていることも受けての出だしの曲順なのかな、とも思った。

1999年の「男達の別れ」というライブから20年経った今も、こうして男達+原田郁子さんが集い、また演奏されるというのは本当にうれしいことだ。それも懐メロ的な感じでは全然なく。

「男達の別れ」の「ひこうき」は、中盤の佐藤さんのギターが大きなハイライトだけど、この日の木暮さんならではのギターもかっこよかった。あの日の佐藤さんを彷彿とさせる、ステージを左右に動きながら客席最前列に迫る木暮さんの演奏を、あの日の赤坂ブリッツと同じような角度、距離感から見ていた。リハーサルの時の映像の一部を zAk さんがアップしていた。

#FISHMANS #闘魂2019

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佐藤さん亡き後のフィッシュマンズのライブは、2005年のLONG SEASON REVUE、2011年の野音以来だった。いろんなゲストボーカルを迎えたことも含めてその時々のトライもしてきた中で、茂木さん、原田さん、ハナレグミのボーカルのバランスも含めて、今回のが特に一番良かったように感じた。(2014年の VIVA LA ROCK や、2016年は見てない)。「Smilin’ Days, Summer Holiday」でのファルセットを使ったハナレグミのボーカルもよかった。

終盤の「ゆらめきIN THE AIR」がライブで演奏されたのも、20年ぶり。当時の佐藤さんのボーカルと、HONZIさんのバイオリンの音がミックスされていて、貴いという形容詞が浮かんだ演奏だった。

最後から2曲目、cero からボーカルの高城晶平さんとパーカッションの角銅真実さんを迎えての「JUST THING」は、今回の闘魂ならではの演奏で、できれば音源としてリリースしてもらえたらうれしいなと。

やはり、エンジニアの zAk さんによる音もすばらしく。佐藤さんの歌詞からあらためてインスピレーションを受けることもあり、「頼りない天使」では「本当さ ウソじゃないんだよ 未来はねえ 明るいって」、そういう気持ちを常に持っていたいなと思った。

ライブの中で茂木さんが、ライフワークとしてフィッシュマンズの曲を演奏し続けたい、と言っていた。また来年、闘魂2020にも期待したいし、毎年とは言わなくても可能な限り、今後も続けていってもらえたらいいな。

2019.2.19 闘魂2019 Zepp Tokyo
FISHMANS
0 あの娘が眠ってる
1 Oh Slime
2 ナイトクルージング
3 なんてったの
4 土曜日の夜
5 頼りない天使
6 ひこうき
7 Smilin’ Days, Summer Holiday
8 MELODY
9 ゆらめきIN THE AIR
10 いかれたBaby
11 JUST THING (with cero)
12 Weather Report (with cero)

会場でフライヤーが配られていて、フィッシュマンズのドキュメンタリー的な映画の制作がスタートしたとのことで、そちらも楽しみ。
https://motion-gallery.net/projects/THE-FISHMANS-MOVIE

BIGYUKI LIVE FEAT. ANNA WISE @ OPRCT by Takeshi Okuno

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1月19日、代々木上原にできた OPRCT のオープニングライブは、ニューヨークを拠点に活動するキーボーディスト BIGYUKI。ゲストボーカルに Anna Wise。

去年の11月末、 YUKI さんがライブ翌日にバンドメンバーとたまたま原宿の CHOP COFFEE に来た時に、僕らはポートランドの DEADSTOCK COFFEE の Ian Williams とポップアップの準備で来ていて偶然会えた。

その時は、イアンの友人で同じく前日に別の会場でライブをしていた Oddisee も CHOP COFFEE にやってきて、とアメリカからのミュージシャンが揃う面白いタイミングだった。

その数カ月前にNHK-BSでの YUKI さんのドキュメンタリーも見ていたので、今回、東京でのライブに初めて行けてよかった。その番組ではバークリー音楽院時代や、教会でゴスペル音楽の伴奏をしていた頃のこと、ソロライブを行うまでの話とそこでの演奏がとても印象的だった。

"明日世界が終わるとしても「ニューヨーク この街で生きる 〜BIG YUKI〜」"
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/4231/2396605/index.html

OPRCT は、代々木上原駅の南口を出てすぐのところに出来たクリエイターズスタジオ。イベントスペース、撮影スタジオなどが1つのビルに入っていて、地下にあるライブスペースは音が良かった。

会場に着いてからライブが始まるまでの少しの間に、以前に保存していた BIGYUKI のインタビュー記事をスマホで読んでいた。ライブでPCを使わないこと、「John Connor (feat. Bilal)」、「Red Pill」、「Blue Pill」といった曲の由来やテーマもわかり、ライブをより楽しめた。
https://spincoaster.com/interview-bigyuki

ライブは BIGYUKI、バンドメンバーが音楽と一体となったような、ビシビシくるグルーヴ感あり、静けさを感じさせる繊細な演奏ありで、ひとつのライブの中でもいろいろな変化があった。辿ってきた道のりと、ニューヨークを拠点とする活動から BIGYUKI だけの音楽になっているのだろうというのと、ひとつのジャンルにおさまらない音楽ということも感じた。

フィッシュマンズを「いい音」で聴きまくった by Takeshi Okuno

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フィッシュマンズのドラマー茂木欣一さんと一緒に、『フィッシュマンズを「いい音」で聴きまくる!』というイベント。

2006年発行の『フィッシュマンズ全書』の電子書籍化を記念して、この本を監修した小野島大さんのナビゲートで、12月16日に新宿の ROCK CAFE LOFT で行われた。

1時間半か2時間くらいのイベントなのかなと思っていたが、夜7時に始まって結果的に4時間半。ファンにはこれ以上ないくらい楽しいイベントだった。

デビューアルバムの『Chappy Don't Cry』から順を追ってハイレゾとアナログでかけられ、最後の『男達の別れ』を除いて、小野島さんと茂木さんが一曲ずつ選曲。

トークの内容は、その当時の曲・アルバムづくりやライブのこと、メンバー同士のやりとり、音楽シーンの中でのフィッシュマンズの状況のことなど。フィッシュマンズというバンドのヒストリーが茂木さんによって語られる1本の映画を見ているように、時々その情景が思い浮かんだり。やはり小野島さんが話を引き出すのがうまく、来ていた人が聞きたいような内容を聞いてくれている感じで、ずっと一方的に話を聞いてる感じでなく楽しかった。

普段はヘッドホンやイヤホン、小さめのスピーカーで聴いているので、ROCK CAFE LOFT の音響で大音量で聴くのは全く違う体験だった。録音ってすごく音がいいんだなと、思った。音の世界に浸るとともに、聴きながらライブで聴いた当時のこととかを思い出したりもした。

フィッシュマンズを結成して最初のライブや、ZAKさんと『Neo Yankee's Holiday』をレコーディングする前に最初にデモで録った『待ってる人』など超レアなものも、茂木さん持参のカセットテープで聴かせてくれた。

休憩の時と終わった後に、茂木さんと少しお話もできた。最後にかかった曲は『男達の別れ』の『ゆらめき IN THE AIR』だったので、あの時の2デイズをライブで見た時のことを思い出したこととか。

来年2月19日には Cero との対バンもあり、個人的にライブで聴けるのは2011年以来でとても楽しみ。